任天堂は、モバイルの流行に従うよりもむしろモバイルゲームを「任天堂化」する必要がある。
任天堂は7月10日にiOS/Android用のアプリ「ドクターマリオワールド」をリリースする予定です。
その話題で、任天堂のモバイルゲーム業界でのあり方について議論がされていましたので翻訳しました。
Nintendo needs to “Nintendoize” mobile games rather than following the mobile bandwagon
「任天堂はモバイルゲームの流行に乗るのではなく”任天堂化”する必要がある」
(スレ主)
最近ドクターマリオワールドの予告編とマリオカートツアーのニュースを見て思ったことなのだが、任天堂のモバイル事業はあまり業界に適応できてないように見える。
俺が言いたいのは、任天堂がコンソールゲームでやっている「楽しさ」の経験からゲームを構築して、それを生かして娯楽を革新していくということができてないということだ。
任天堂はスーパーマリオランでそれを試みようとしたが、値段設定を高くしすぎたことと常時オンラインを要求されるということが原因で市場から見向きもされなかった。マリオランについてはほぼ断念したようだ。
現在、彼らがやっていることはモバイルゲームの流行をなぞっているだけだ。
コンソールビジネスを促進するためにモバイルゲームを利用しようとしていると考えれば納得はできる。しかし、ふと任天堂がモバイルゲーム業界でのゲームの促進のために何を楽しいと感じさせたいのだろうと思った。
(以下、反応)
・アプリを買い切りのスタイルの販売はモバイルゲーム業界ではほぼうまくいかないね。基本無料アプリが多いのはそれが理由だ。。ほとんどの人は数分の休憩の間の暇つぶしのためにわざわざゲームを買うことはしないからモバイルゲーム業界はアプリ内課金に頼っている。
・ファイアーエムブレムヒーローズは本当に問題を抱えているよ。スーパーマリオランは、ただ1回失敗しただけの話だ。でも任天堂はその後酷いガチャゲームを作ったんだ。そしてそれは成功した。
みんな狂ったように
「オーブにたった20ドル使っただけ」
「それだけプレイに時間をかけれたならその価値はあった」
等うわ言のように話している。よりひどいゲームにお金を払っているんだよ。
※オーブは課金アイテム。現在の価格で1つ80円。オーブ5つでガチャを1回引けます。
・ファイアーエンブレムヒーローズはゲーム力学の点から見たら素晴らしいゲームだよ。問題は、価格の高すぎるオーブと長期にプレイしているプレイヤーに対して長く続けられるような魅力のあるコンテンツを提供する計画がないことかな。
・スーパーマリオランの価格が高すぎたとは思わないよ。任天堂はもっと大きな市場を狙っているんだと思う。モバイルゲームをやる層は、基本無料でアプリを手に入れてから多額のお金を使うんだ。任天堂のモバイルゲームをいつものやりかたで作るだけだと結果的に損失を出すだけなんだよね。モバイルゲームの定石に倣ってやるならただ利益は上がるだろう。悲しいことは、任天堂は既に自分のやり方を試して、それが市場に受け入れられなかったっていうことだよね。
・本当にその通りだ。スーパーマリオランがリリースされたとき、アプリが無料じゃないということ、買っても最初の数ステージしか遊べないという理由でネガティブなレビューで埋め尽くされていた。
個人的な意見だけど、10ドルというのは、コンテンツ量を考慮してもギリギリ払える金額かな。ただ、価格を下げたとしてもそれが助けになったのかどうかは分からないね。個人的な知り合いは広告付きの無料アプリしかプレイしないと言っていた。5-10ドルはコンソールゲーマーには正常な金額だけど、ライトプレイヤーが大多数を占めるソーシャルゲーム業界では、大多数の無料アプリを横目にその金額でゲームを買う人はいないんだ。
・スーパーマリオランが高すぎたとは思わない。みんなアプリ内課金で99セント~3ドルはすぐに払ってるよね。ただゲームとして弱かった、ただそれだけだよ。リミックスアップデートで少し修正されたけどね。スーパーマリオランが失敗した後、任天堂はもう一度チャレンジしようとは思わなかった。うまくいかないことにトライし続けることはお金がかかりすぎるんだ。
・Plants vs Zombies(プラントvsゾンビ)はアプリ内課金ほとんどなかったし、払っても3ドルだったよ。(3ドルも現在は無料に変わってる)
マリオランは製品内容からいってモバイルゲーム市場価格では5ドルほどのものだったはずだね。
・任天堂はトライしたんだよ。マリオランは高くなかった。みんながモバイルゲームに10ドルを払うのを躊躇して、結果アプリ内課金の流れが進んでいったんだ。もしブレスオブザワイルドのAndroidバージョンのゲームが出ていたらと想像すればマリオランの1200円は適正な価格のように感じられるよね。任天堂はコンソールゲームの価格をモバイルゲーム市場に適用しようとしたけど、人々に受け入れられなかった。
・任天堂がしていることは間違っていないよ。彼らはモバイルユーザーに対応できている。アプリ内課金がこの市場の常識になっているだけだ。喜んでアプリ内課金を始めたわけじゃない。この業界でゲームに革命を起こす必要はないんだ。そのためのコンソール市場があるんだからそこでやればいい。
任天堂がコンソール市場で素晴らしいゲームを作ってくれているだけで、俺は幸せだよ。俺はモバイルゲーマーじゃないけどモバイルゲームに時間を費やす価値があると考えているのならそうなんだろうなと思う。モバイルゲームユーザーに任天堂が愛され始めてうれしく感じているよ。
・任天堂は任天堂化なんて出来ないと思う。もうガチャの味を知ってしまったからね。このゲームはスマートフォン向けなんだよ。コンソールゲーマー用じゃないんだ。騎士道を持ち出す必要はない。
・俺はスマートフォンに最適化したゲームボーイアドバンスのようなスタイルのゲームが出て欲しいよ。スマホで出せる最高の美麗なグラフィックである必要はないんだ。深みのあるシンプルなグラフィックなら尚よし。
俺はどうぶつの森のスマホ版について特に思うことがあるんだ。まるで誰かがどうぶつの森のキャラクターを盗んでスマホにとってつけた感じがして、まったくどうぶつの森のように感じられない。
・彼らはトライし、失敗した。
モバイルゲーム業界はめちゃくちゃなんだ。みんな無料の手に取りやすいゲームだけ手に取り、脳みそを全く使わないでプレイしたがっている。マリオランは「任天堂化」したゲームだ。ポケモンGOはモバイルゲームの任天堂IPだよ。
どっちが成功していると思う?
・任天堂は他のゲーム会社(DENA/Cygames)とモバイルゲームを協業事業としてやっているよ。任天堂は自分のポリシーのために収益を気にしないかもしれないけど、彼らのパートナーは利益が必要なんだ。
・任天堂は典型的なコンソールゲームをモバイルゲームとして提供したいとは思ってなくて、彼らのIPをより多くの人にモバイルゲームを通して広めて本来の任天堂のゲームをコンソール市場で出し続けたいんだと思う。
モバイルゲームを市場を広めるための導火線とするのは悪くないアイデアだと思う。でも俺は任天堂のモバイルゲームの商法はぼったくりだと感じているね。
・みんなモバイルゲームのアプリを買ったりしないけど、無料で手に入れたゲームでアプリ内課金はする。それだけだ。任天堂がモバイル用のゲームを開発・投資するには資金がいるんだ。任天堂は金を稼ぐことをするだけだよ。それを君が好きじゃないならそれはそれでいい。でもほとんどの人はOKだと思うよ。
・アプリ内課金がある任天堂のゲームを買うつもりはないし買うべきじゃない。
しないことが結果的に任天堂のためなんだ。
管)なかなか難しい話題ですね。
あの任天堂がガチャゲーを・・と最初は私も少しショックに感じましたね。
今は任天堂とCygamesが協業で運営しているドラガリアロストをプレイしたりしていますが。
(任天堂の名前がなかったら始めてなかったと思います。)
個人的に、ソシャゲ業界は特殊というか、なんというかちょっと壊れているように感じます。この状態がずっと続いていくわけではないだろうなとは思いますが、変わるとしたらどうなるのか、いつなのか・・。
案外、今が変革の時なのかもしれませんね。(なんちゃって
・・・あっドラガリアロスト面白いですよ!オススメです(宣伝
コメント
任天堂はいつまでも人材が古臭い
だからいつまでもしょぼい技術に固執してるしそれを「独自性」と言い訳して現実を見ない
ソシャゲのほうもコロプラと一緒に作った奴は売り上げ出してるしもうIPを売るブランド屋になったほうがいいかもね
間違いなくそのIPに思い入れのある外注のほうが良い仕事をする
ソーシャルネットワークをプラットフォームにしたゲームをソシャゲという
なのでスマホゲー、ガチャゲーをソシャゲっていうのは誤用なんだけどな
FEHをリリース時からやってるけど課金の必要性感じたこと皆無だぞ
欲しいキャラは大体引けるし低レアも十分使える
スマホゲーの難点はやたら時間食うことなんだけどその点FEHは相当楽で
負担にならないのがいいわ。
FEHでガッツリ課金ってのは恒常星5限キャラとか伝承神階を10凸しようとした場合だよね
そうでもなければ欲しいキャラのためにオーブ貯めて放出してみたいなので意外となんとかなる
自分は低レアから育てて10凸した好きキャラを強くしたくて星5限を狙って課金しちゃってるクチだが
課金が始まった頃
こんな事に大金を注ぎ込む馬鹿が居るのか?と思ってたが
現実は世の中馬鹿だらけだった事が衝撃だった
スマホゲームアプリは屑量産機だからね
そこら中で見境なく無駄なモノに大金を注ぎ込む人に戦慄を感じる
実態無くとも有意義な体験ならば価値はあると思うが
体験でもないし世の中の為になる要素が全く無いのがゲーム課金
全世界で課金どころかゲームアプリ禁止にしたら?と思う
2012年:俺ら任天堂の倒し方しってますよw
2019年:株価5分の1以下に
一番上のコメントみたいのは、まったくアテにならないのよ
ゲーム業界では定期的にイキる新参が出てきて落ちぶれるってのを繰り返している。
ネットゲームが流行った時イベントでブース出している最中、朝鮮企業のネクソンがセガかナムコか忘れたが馬鹿にして炎上した事件があった。そのネクソンもネットゲームが廃れスマホゲームでは遅れをとっている。平均寿命10年の業界で生き残って前線張っているような日本ゲーム企業の多くは海外の関係者からはレジェンド扱いされている
はやくソシャゲ界に革命起きてくれ
現状が酷すぎる
任天堂に希望が持てるとしたら、アプリで終わりじゃないと期待できることかな
FE風花雪月がいいゲームになっていれば救われるところがあるよ
大抵はガチャで搾取しておしまいだからね
自分も宮本さんが任天堂はガチャはしないって言うようなこと言ってたからショックだったな
マリオランみたいな無料体験版から買い切り型に変わるような課金だけにしてほしかったわ
てかポケ森とかは脳死ゲーになってて酷かった
それでもキャラや家具が好きだから1年近くやってしまったけど課金はしてない
ドラガリアは見た目がいかにもソシャゲっぽいからやってないけど一回やってみようかな
別に任天堂に昔からいた人材がそのままモバイルゲーム作ってるわけじゃないんだが
モバイルゲームをやっていた人が転職してやっていたりするし。その上で、任天堂が内製すたゲームはMiitomoとマリオランくらい。どうぶつの森は子会社製作。FEHはFEの開発会社(完全に別会社)。ドクターマリオはLine
そもそも上から目線な意見を書くなら前提となる知識くらいちゃんとしよう
コロプラと一緒にゲーム作ってるわけない。あそこは訴訟してる相手だ
基本無料のガチャゲーより買い切りゲームの方が金に汚いと言われる世界やぞ
スマートフォンに初めて触れたのが2010頃だったかな。PCとほぼ変わらない性能のモバイルと、周りが夢中になっていたフルーツをスライド操作で斬るゲームを見て、ゲーム業界のさらなる飛躍を確信した。
フルーツニンジャ、アングリーバード、トーテムラン、どれもが新しいデバイスにマッチした斬新なものに見えたからだ。スマホ以前では存在しなかったもの。スマホでなければいけないと十分思わせるもの。上に挙げたのはいわずもがな海外産のスマホゲーム。
一方日本はというと……徐々に流行りだしたのはパズドラだった。驚いた。テトリスにビックリマンシールの絵をくっつけたようなものが大ヒット扱い。なにかの間違いとおもったし1年、長くて3年程度でもっと良いものができて廃れるだろうと当然のように思った。
あれから11年。全てのゲームはパズドラの系譜をたどり、廃れるどころかこれがスタンダードになっていた。ゲームは進化するどころか退化していた。11年たってもまだなにかおかしいんじゃないかと思っているが全体を見るにそんな声は少ない。不思議な体験を11年続けている